第8回目は㈱藤城建設さんの物件「玄杢舎」をご紹介します。
札幌の住宅地に建つ平屋で、コンパクトに住まう事を目的としてプランされており、
その中でもリビングや土間部分には大きな開口をとり開放的な空間が作られています。
廊下部分に配置された引き戸は高さを抑え横の長さを強調させたプロポーション(3480×1785)となっており、のびやかな平屋の表情を際立たせているかと思います。
リビングにはFIXと回転窓の段窓、薪ストーブのある土間部分にはFIXとガラリ窓の連窓を採用頂いております。
こちらの物件は2017年のエコハウス大賞で優秀賞などを受賞されています。
ガラリ窓について以下コメントを頂いております。
「大きな開口を確保しながら、必要な通気を行え、北海道の気持ちの良い季節は、ほぼ毎日、昼夜問わず開けたままにできる。
防犯性に優れ、雨の日でも風を入れることができる。あらゆる面で多機能な窓(開口)だと思います。
私の家では薪ストーブを設置していることもあり、超高気密な分、薪ストーブに必要な酸素が足りない場合は、強制的に冬でも最小限で入れることが出来るのも魅力です。
内外どちらの見た目も建築を邪魔しない、でも素朴ながらも住宅にとっては大きな存在の「最高の窓」だと思います。」
設計:㈱藤城建設
施工:㈱藤城建設
建築地:北海道札幌市
使用サッシ:FYD,UD,TVF,FKG,TSG,VLG
【外観】
【内観】